昨年夏に北陸で新発見された伊藤若冲の『象と鯨図屏風』が、滋賀県のMIHO MUSEUMでこの秋、初公開される。それを受けて今回の特集では、その屏風と、さらに静岡県立美術館所蔵の驚異的な桝目描(ますめがき)の作品『樹花鳥獣図屏風』、今年重文指定を受けた佐野市立吉澤記念美術館所蔵の長さ11mに及ぶ巻物『菜蟲譜(さいちゅうふ)』を、綴じ込みページで大公開します。ほかにも各美術館所蔵の魅力あふれる若冲作品が満載です。学芸員の方々に作品解説もお願いし、読み物としても奥深い内容となっています。