第1部では「下野国、栃木の歴史」として、栃木県立博物館が所蔵する郷土ゆかりの偉人にちなむ名品をご紹介。俵藤太(藤原秀郷)による百足退治の模様を描いた絵巻や、江戸末期の文人画家・高久靄がいの作品などを掲載しています。第2部では栃木で訪ねたい古美術・骨董・民芸店を地図と写真でご紹介するとともに、栃木の名湯と美術品めぐりのご案内。栃木観光のご参考にお役立てください。
第3部では来年1月より栃木県立美術館で開催される「浅川伯教・巧兄弟の心と眼−朝鮮時代の美」という大規模展覧会を取り上げ、朝鮮時代の焼物・木工品などを多数掲載しています。今でも多くの人々に愛されている朝鮮時代の工芸作品の魅力をご堪能ください。さらに第4部では「創造の手わざ」と題し、栃木が生んだ近代工芸の巨匠たち、陶芸家・濱田庄司、島岡達三、加守田章二、竹工芸家・飯塚琅かん斎、鍛金家・三井安蘇夫の作品を紹介しています。