先進国になると文化・芸術への関心が高まり、ファッションや贅沢品へと嗜好が向かって行くのが世の中の流れです。わが国日本にあっても近代化の波と共に古美術を趣味とする蒐集家の人たちが、またたくまに増えてきました。そして、あふれるような古美術関係書物の数々が見受けられます。そんな中、プロとアマの差が物量でも知識でも同じレベルに達しつつあるように思います。怠けているプロは、逆にアマ蒐集家に教えられるくらいが現状です。しかしながら、やはりプロとアマの間には大きな差があることも事実です。プロとアマの違いを一つのテーマにして、語ってみたいと思います。 |